Remedy for corneal damages
专利摘要:
公开号:WO1992004041A1 申请号:PCT/JP1991/001130 申请日:1991-08-27 公开日:1992-03-19 发明作者:Teruo Nishida 申请人:Santen Pharmaceutical Co., Ltd.; IPC主号:A61K38-00
专利说明:
[0001] 明 細 [0002] 発 明 の 名 称 角膜障害治療剤 技 術 分 野 [0003] 本発明はイ ンターロイキン一 6を有効成分とする角膜障害治療剤 に関する。 背 景 技 術 [0004] イ ンターロイキ ン一 6は免疫系や造血系等に関与する重要な生理 活性因子であることが知られている。 [0005] しかしながら、 イ ンターロイキン一 6の医薬への応用研究として は、 わずかに抗癌剤や骨髄性白血病の治療剤として有用であるとの 報告があるにすぎず ( W 0公開公報 88Z00206 , WO公開公 報 9 0Z0 1 943 ) 、 眼科領域における効果についてはまったく 知られていなかった。 [0006] そこで、 本発明者はイ ンターロイキン一 6の薬効、 特に眼科領域 における効果を鋭意検討した結果、 ィ ンターロイキン一 6が角膜障 害治療剤として有用であることを見い出した。 発 明 の 開 示 [0007] 本発明はイ ンターロイキン一 6を有効成分とする角膜障害治療剤 に関する。 [0008] 角膜障害とは角膜潰瘍、 角膜上皮剥離、 角膜炎、 眼球乾燥症など 種々の要因によ り角膜が損傷を受けたものであり、 その治療剤と し て種々の薬物が研究されている。 [0009] 本発明者は生理活性物質であるィ ンターロイキ ン一 6に着目し、 その角膜障害に対する効果を研究した。 [0010] ィ ンターロイキン一 6の角膜障害に対する効果を調べるため、 in vitro での角膜上皮伸展作用と in vivo での角膜創傷治癒促進作用 を検討した。 [0011] 詳細なデータについては薬理試験の項で述べるが、 インターロイ キン一 6を加えた群ではコン トロール群と比較して明らかに角膜上 皮細胞層が伸展し、 また、 角膜の創傷が早く治癒することから、 ィ ンターロイキン一 6が角膜障害の治療剤として有用であることが立 証された。 [0012] 本発明の角膜障害治療剤は局所投与、 特に点眼剤として投与する ことが好ましい。 [0013] 点眼剤におけるィンターロイキン一 6の濃度は症状、 年令等に応 じて設定すれば良く、 特に限定する必要はないが、 0. 00001 〜 1 % が好ましい。 投与量としては、 点眼液を例にとると 1 回 1滴〜数 滴、 1 日 1回〜数回投与すればよい。 点眼剤としては通常の点眼液 のほか、 用時溶解型の点眼液や眼軟膏としてもよい。 製剤化につい ては特別な技術は必要ではなく、 塩化ナ ト リ ウム、 塩化カ リ ウム等 の等張化剤、 リ ン酸水素ナト リ ウム、 リ ン酸二水素ナ ト リ ウム等の 緩衝剤、 ェデト酸ナ ト リ ウム等の安定化剤、 ェチルパラベン、 プチ ルパラベン、 塩化ベンザルコニゥム等の防腐剤、 水酸化ナ 卜 リ ウ ム、 希塩酸等の P H調整剤、 白色ワセ リ ン、 流動バラフィ ン等の眼 軟膏用基剤等の添加物を必要に応じて加え、 常法により製剤化する ことができる。 発明を実施するための最良の形態 [0014] 製剤例 ) 点眼液 [0015] 処方 1 1 0 0 m Γ中 [0016] イ ンターロイキン一 6 0. 0 1 g [0017] 塩化ナ ト リ ウム 0. 9 g [0018] 滅菌精製水 処方 1 と同様にしてイ ンターロイキン一 6が 1 0 0 m l中に各々 0. OOOOlg, 0.00003g, 0. OOOlg, 0.0005g, 0. OOlg, 0.005g, 0.05g, O.lg含まれる点眼液を得ることができる。 処方 2 1 0 0 m 1中 [0019] イ ンタ一ロイキン一 6 0. 1 g [0020] 塩化ナ ト リ ウム 0. 8 g [0021] リ ン酸水素ナ ト リ ウム O . 1 g [0022] リ ン酸ニ水素ナ ト リ ウム [0023] 滅菌精製水 処方 2 と同様にしてイ ンターロイキン一 6が 1 O O m l中に各々 . OOOOlg, 0.00003g, 0. OOOlg, 0.0005g, 0. OOlg, 0.005g, O.Olg, .05g, 0.5g, l.Og 含まれる点眼液を得ることができる。 ) 眼軟膏 [0024] 処:. 3 1 0 0 g中 [0025] イ ンターロイキン一 6 0. 0 5 g [0026] 白色ワセ リ ン 9 0 g [0027] 流動パラフィ ン 処方 3 と同様にしてイ ンターロイキン一 6力 s i 0 0 g中に各々 0. OOOOlg, 0.00003g, 0. OOOlg, 0.0005g, 0. OOlg, 0.005g, 0. Olg, 0. lg, 0.5g, l.Og含まれる眼軟膏を得ることができる。 [0028] 「薬理試験」 [0029] イ ンターロイキン一 6が角膜障害の治療に有用かどうかを調べる ため、 in vitroでの角膜上皮伸展作用と in vivo での角膜創傷治癒 促進作用を調べた。 [0030] 1) in vitroでの角膜上皮伸展作用 [0031] (実験方法) [0032] 体重 2.Q 〜 3.0kgの雄性日本白色ゥサギの角膜を用い、 西田 等の方法 ( The Journal of Cell Biology, 97, 1653 (1983))に 従って行った。 [0033] ゥサギ角膜片よ り切り出した角膜ブロック ( 1群 6〜8個) を、 イ ンターロイキン一 6を含む培養液 ( T C一 1 9 9 ) 中で 24時間 培養した後、 角膜上皮細胞の伸展長を測定した。 [0034] コン トロールとしては薬物を含まない培養液で同様に培養したもの を用いた。 [0035] (結果) [0036] 結果を表 1 に示す。 [0037] イ ンタ一ロイキン一 6の コ ン トロールを 1 とし [0038] 添加量 た細胞伸展長の倍率 [0039] 1 ng/ml 1 . 2 0 [0040] 3 ng/ml 1 . 2 2 [0041] 1 0 ng/ml 1 . 2 9 表 1 に示すようにイ ンタ一ロイキン一 6を含む培養液で培養した ものはコン 卜ロールと比較して明らかに角膜上皮細胞が伸展してお り、 また、 その効果はイ ンターロイキン一 6の濃度に依存してい た。 [0042] 2) in vivo での角膜創傷治癒促進作用 [0043] (実験方法) [0044] 体重 2.0 〜 3. Okgの雄性日本白色ゥサギ ( 1群 7羽 : 1 4眼) を用い n—へブタノールによ り角膜上皮剥離を起させ、 剥離直後フ ルォレセィ ン染色を行ない角膜写真を撮影した。 イ ンターロイキン 一 6を基剤 [ P B S (—) ] に溶解した点眼液およびコン トロール として基剤を 2時間間隔で 1 日 4回 ( 5 0 1 Z回) 2 日間点眼し た。 剥離 2 4時間後にフルォレセイン染色を行ない角膜の写真を撮 影した。 角膜創傷面積は画像解析処理システム [商品名 : コスモ ゾーン 1 S , (株) ニコン〗 を用いて撮影した角膜のフルォレセィ ン染色面積を測定するこ とによ り算出した。 [0045] (結果) [0046] 角膜上皮剥離直後を 1 0 0 と した時の 2 4時間後の創傷面積 {%) を表 2に示す。 [0047] 表 2 薬 物 創傷面積 (%) コ ン ト ロール 5 1 . 0 イ ンタ一ロイキン一 6 0. 1 u g /m 1 3 9. 7 [0048] 0. 3 u g / m 1 3 3. 5 [0049] 1 . 0 u g/m 1 3 0. 5 コン トロールと比較してィンターロイキン一 6を点眼したものは いずれも創傷面積が減少しており、 その効果はィンターロイキン一 6の濃度に依存していた。 [0050] 以上の結果から、 イ ンターロイキン一 6が創傷治癒促進効果を有 することが明らかとなった。 産業上の利用可能性 [0051] 本発明はィ ンターロイキン一 6を有効成分とする角膜障害治療剤 を提供するものである。
权利要求:
Claims 請 求 の 範 囲 イ ンターロイキン一 6を有効成分とする角膜障害治療剤。 イ ンターロイキン一 6を用いる角膜障害の治療方法。 イ ンターロイキン一 6 と医薬として許容される添加物からなる 製剤を投与することを特徴とする角膜障害の治療方法。 ィンタ一ロイキン一 6 と医薬として許容される添加物からなる 製剤を点眼投与することを特徴とする角膜障害の治療方法。 角膜障害の治療に用いるインタ一ロイキン一 6。
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